脱原発社会をめざして 女川原発を廃炉に!

宮城県の情報(2012.9.3現在)

◎技術会が 3.11震災後初めて開かれた。(2012.9.3.記)
 昨年の3.11大震災後初めて 女川原発環境調査測定技術会が開かれた(H24.8.7)。会議資料を見て、気の付いた事を以下に記してみたい。
1.東北電力は、「止める、冷やす、閉じ込める」が健全に機能したと報告していた。
但し、「東電福島第一の事故により3/12深夜モニタリングポストの指示値上昇」とあった。
女川原発周辺のモニタリングポスト(6箇所)の値がH23年3月12日18:40頃から上昇し始め 13日午前1時50分には 21マイクロシーベルト/時の最大値を記録した。また 女川原発の排気筒放射線モニタの指示値が3機共に3月13日0時頃から上昇した。その理由は 福島原発から流れて来た放射性物質が、女川原発の給気口から建物内に入り排気筒でのモニタで測定されている ということである。この問題は昨年の11月14日に「環境放射能監視検討会」でも議論されていた。(以下の会議録8ページ山村委員の発言以降参照)
http://www.pref.miyagi.jp/gentai/osirase/gijiroku_H231114.pdf
但し 今回も3.11の地震で女川原発3号機タービン建屋のブローアウトパネルが外れたこと(以下の東北電力のHP参照)
http://www.tohoku-epco.co.jp/ICSFiles/afieldfile/2011/08/10/ab.pdf
は、議論されなかった。福島からの放射性物質はタービン建屋のブロウアウトパネルの外れた所からも侵入出来るし、建屋内の気体は外にも出ることになり「閉じ込める」事が出来なかったはずである。
2.女川原発周辺の「雨水やちり」の降下物からは セシウムやヨウ素131も東北電力により検出されていた。
単位は(Bq/m2 )
  Cs-134  ND~9329 小屋取、牡鹿ゲート(H23.1~3月)
  Cs-137  ND~9248  同 上
  Cs-134  7765~8615 塚浜、付替県道 (H23.1~3月)
Cs-137  7644~8438 同 上
  Cs-134  9290 小屋取(H23.3.1~4.1) 1776 小屋取 (H23.4.1~5.2)
  Cs-137  9239 小屋取(H23.3.1~4.1) 1813   同 上
  I -131  44500 小屋取  (H23.3.1~4.1)  740 同 上
  I -131  40300 牡鹿ゲート(H23.3.1~4.1)  不検出? 同 上
  I -131  37100 塚浜   (H23.1.4~4.1)  不検出?(H23.4.1~7.1)
  I -131  28200 付替県道 (H23.1.4~4.4)  不検出?(H23.4.4~7.1)
  ●H23年4月1日の時点でヨウ素131が44500(Bq/m2 )も小屋取で検出されていた事
   は驚きだ。この事は当時公表されていたのだろうか。小屋取近くの人々はどの程度
   被曝しているのだろうか。
3.松葉の核種分析 H23.6.15.採取 単位は(Bq/Kg生)
  Cs-134  432.1 小屋取 1273  牡鹿ゲート 309.9 付替県道
Cs-137 481.0 小屋取 1476 牡鹿ゲート 344.2 付替県道
 その他にAg-110m、 Sb-125、Te-129、Te-129m、 Cs-136 が検出されている。
4.アイナメの核種分析 H23.6.29.前面海域で採取 単位は(Bq/Kg生)
  Cs-134  3.76
Cs-137 4.23
  Ag-110m 0.084
  ●福島原発沖20Km圏内海域では 今年の8月末発表では 3万8000(Bq/Kg)が検出さ
   れているが 昨年6月頃はアイナメなど魚のデータは公開されていたのだろうか?
5.宮城県の地域防災計画が修正されることになっている。原子力災害対策を重点的に実施すべき区域8~10Kmが30Kmになる。原子力規制委員会設置法が平成24年6月27日に交付され 交付から3ヶ月内に施行され それから6ヶ月を超えない期間で修正することになっている。(今年度中か?)
南三陸町、登米市、涌谷町、美里町、東松島市が30Km圏内になる。事故が起これば汚染される地域は 30Kmではとても不十分である。
(早川由紀夫先生の放射能汚染地図7訂版を参照)
http://gunma.zamurai.jp/pub/2012/0810A.jpg

◎協議会も 3.11震災後初めて開かれた。(2012.9.3記)
1. H24年8月28日に女川原発環境保全監視協議会が開かれた。「技術会」とほぼ同様のことが議論された。そこで気になったのは、上記でも述べた女川原発周辺の「雨水やちり」の降下物からのヨウ素131の検出結果については報告されなかった。宮城県の職員の方によれば「それは福島原発由来のもので女川原発ではないから」とのことであるが やはり大事なヨウ素131の検出データなので記録として出すべきと思われた。
2.宮城県の原子力センターが津波で壊滅したことで 再建の場所が質問され、仙台市幸町の保健環境センターの敷地内との回答に対して、女川を離れれば不安に思うので 地元に再建して欲しい旨の要望があった。分析センターと環境センターの2箇所にすることも検討中とのことだった。
3.次回はH24.11.27.(火)仙台で開催予定。

◎協議会、技術会は現在機能停止中です。(2011.8.28.)
今回のような危機的状況が起こった場合に対応出来ないような組織形態です。
協議会、技術会は震災後には一度も開かれていないようです。
http://www.pref.miyagi.jp/gentai/kyogi.htm

◎女川原子力発電所プルサーマル計画に関する意見募集における東北電力株式会社の関与等に関する調査結果について(H23.11.2.)
宮城県のHPに出ていますのでお知らせします。調査は不十分と思われます。
http://www.pref.miyagi.jp/gentai/111102press2%20.pdf

◎3.11震災以来の久々の 宮城県の「環境放射能検討会」(11/14)が開催されますので お知らせします。
http://www.pref.miyagi.jp/gentai/osirase/kaisaiannnai_H231114.pdf
議題は
(1)東日本大震災による環境放射能及び温排水測定への影響について
(2)今後の測定体制及び測定計画について
となっております。
津波で壊された測定体制をどうするのかが 注目されます。

◎現在のモニタリングステーションの状況(2011.8.28.)
地震、津波により破壊し測定できない所多し
●2011.3.11の状態で停止中の画面です。
http://www.miyagi-gc.gr.jp/html/MS.htm
●女川原子力発電所周辺の空間ガンマ線線量率測定(測定不能の所多し)
http://www.miyagi-gc.jp/
※(参考)東北電力のモニタリングステーションの状況(2011.8.28.)
江ノ島測定できず。
http://www.tohoku-epco.co.jp/electr/genshi/onagawa/ms.html
◆宮城県の原子力行政内容は次の通りになっています。(2011.11.4.現在)
◇宮城県の原子力行政
http://www.pref.miyagi.jp/gentai/gyousei.htm
◇環境放射能の測定・監視
http://www.pref.miyagi.jp/gentai/gyousei/kansi.htm
◇宮城県原子力安全対策課の情報
●ここに宮城県が把握している最新の情報が出ています。
http://www.pref.miyagi.jp/gentai/
●福島第一原子力発電所事故に関する情報
ここにはなぜか沢山の最新情報が出ているのでぜひご覧ください。
http://www.pref.miyagi.jp/gentai/Press/PressH230315.html
●みやぎのプルサーマル情報
プルサーマルの宣伝情報という気もします。
http://www.pref.miyagi.jp/gentai/miyagi%20pluth/index.html
◇放射能情報サイトみやぎ(2011.9.28.から)
●宮城県のHPに「より分かりやすい情報を発信するため、宮城県内の放射線・放射能に関する情報をまとめた 。」として新しいサイトが加わりました。
http://www.r-info-miyagi.jp/r-info/
各地域ごとの放射線量も地図上に確認できます。その他 たくさんの情報が出ています。

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