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「第10回女川原発2号機の安全性に関する検討会」を傍聴して―――もっと本質的な議論を―――

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9月8日、「第10回女川原発2号機の安全性に関する検討会」を、傍聴してきました。前回は、5月26日ですから、久しぶりでした。傍聴者は、宮城県議会議員の佐々木功悦さん、中嶋簾さん、遊佐美由紀さん含め10名でした。マスコミは、女性記者が2名でした。(次の日河北新報に、記事が載りました。)構成員は、10名中2名が欠席でした。以下、報告します。

●検討内容は「新規性基準適合性審査」に関しての「外部火災」と「モニタリング設備等」でした。
・東北電力から「モニタリング設備等」について
モニタリングポストの配置や放射線計測装置、気象観測設備の説明を受けた。構成員から、モニタリング設備が、可搬型3台、アルファ―線用2台、電離箱3台、小型船で2台とあるが、その数で何ができるのか、少ないのではないか?と、疑問を呈されて、後で、所持しているのは、40からから400台等と訂正していた。(なお、モニタリングポストの配置図が、白ヌリで隠されていたが、おかしいと思った。)

・測ったデータを使って、放射能の流れを予測に使っているのか、モニター情報をどう処理し活用するかを分かる仕組みを出さないと、何のために測っているのか分からない等の問題点が話された。(しかし、議論の深まりは、なかった。今後の課題である。)

●外部火災について
・航空機落下による火災について、最悪の状態を考えているのか?ミサイルや建屋内のテロは?の質問では一瞬会場が、氷ついたように感じた。座長が、テロ対策は、未だ説明を受けてないので、後日に議論するとした。(大事な問題は、議論すべきと思った。)

●報告として
・新規制基準適合性審査の状況について、H27年8月から柏崎刈羽中心の為一時中断していたがH28年3月に審査再開し79回開催された事が報告された。構成員から、適合性審査では、被災した女川原発の審査を、どの様にされているか(柏崎の審査と同じで良いのですか?)を、宮城県から、規制庁へ聞いて欲しいとの要望があった。(しかし、これにどう対応するかの県の回答はなかった。)

・女川原発で続いているトラブルについての報告(復帰ボタンを押さない為の警報発生、タッチパネルに問題があっての火災情報の誤発信、ヒューマンエラーへの対策)があった。構成員からは、警報発信は、全体を見直す必要あり、対応が空まわり、レベルが落ちている、過密労働、コストカットはないのか等の厳しい意見があいついだ。

●「検討会」の期限10/15以降については、議論が終わっていないので、継続する予定で、決定したら(構成員へ)連絡するとの事。
●16時20分頃終了。

●全体を通して感じた事
・県民の安全を守るには、何が大事で優先順位が何なのかが伝わってこない。規制委員会の審査を待つまでもなく議論出来るものがあるはずなのに、検討会を、開いて来なかった。今回は、大変貴重な意見も出ているので、自主性を持った会議の運営をしてほしい。
・「女川原発2号機の安全性に関する検討会」と「構成員」という言葉の軽さの問題がある。「委員会」でもなく「委員」でもない。権限も軽い。話を聞くだけという感じである。マスコミも「宮城県有識者検討会」などと間違ってしまう。

・さし当り、10月以降は、構成員を追加する必要がある。原子炉に詳しい方、地震に詳しい方(地震工学ではない)等。
・原子力等災害時の防災、避難の問題も議題として取り上げるべき。(2016.9.10.記)  兵藤 則雄

(追記)
「女川原子力発電所2号機の安全性に関する検討会」(第10回の資料もあります。)
http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/gentai/kentoukai.html

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