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第7回 女川原発の安全性に関する検討会—傍聴記(2015.8.30.)——-検討会構成員の力量に限界あり ———-

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2015.8.20に第7回「女川原子力発電所2号機の安全性に関する検討会」が開催された。
11名が傍聴し、マスコミは カメラ取材が1社その他に記者1人がいた様だ。
議論された項目は下記の通り。
(詳細は、http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/gentai/kentoukai.html参照)
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「1 地震後の設備健全性の確認」
・(6)ソフト面の対応(No.12 関連)
「2 新規制基準適合性審査申請」
・(3)その他(外部火災)
・(4)内部火災
・(5)内部溢水(No.65~66 関連)
「関連報告」
・地震・津波による主要設備への軽微な被害の対応完了

以下に討論内容を記す(⇒以降は東北電力の回答)
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●(6)ソフト面の対応について
・福島事故では、他電力、対政府対応に戸惑った様だ。県外とのソフト面の対応はどう考えているのか?⇒国とは本店が対応、他電力とは協力協定で対応、防災訓練でもよりよい形にしたい。本店は、現場のサポートに徹する。

●(3)その他(外部火災)、(4)内部火災について
・森林火災について・・・発電所周辺に防火帯(20m幅で樹木伐採後はモルタル吹き付け)を設定。モルタルは劣化するのでは?⇒具体的な運用計画で対応する。(心もとない対応だ。)
・防火帯の基準はあるのか?⇒ない。
・固体廃棄物のすぐそばが防火帯は良くないのでは?⇒守るべき物を中に入れた。建物で防御する。
・航空機墜落による火災はどこで燃えたと想定しているか?許容温度200度Cに対して
181は保守的か?⇒ 10の-7乗( 回 / 炉・年)域で考えた。次回以降に又説明する。
・内部火災で今回新たに変わったのはどこか?⇒蓄電池室の水素漏えい対策、火災感知設備増、ガス消火増、新泡消火、消火水系二重増、火災区域分離強化、貫通部や扉の影響軽減対策。
・女川1号機で、地震でのケーブル火災があり、気にしていた所だが間に合わなかった。(1号機は再稼働無理?)
・敷地内危険物の2号機軽油タンクは地下埋設化する。(竜巻、火災、火山対策。)

●(5)内部溢水について
・女川原発での基準地震動Ssが580から1000ガルへ変わったが、内部溢水から見た定量的評価(B、Cクラスなど含め)は、どうなっているか?⇒耐震補強などで対応。但し防護対応設備の建屋に限る。(この様な説明に納得してしまう構成員は、問題。)
・フローチャート(P.5)に放射性物質を含んだ流体かどうかが書いてないのは問題だ。⇒説明の仕方を検討する。
・真ん中の配管からの水漏れの図(P.8)は、おかしい。貫通部から漏れるはず。⇒模式図だ。
・溢水影響評価は、「安全機能が喪失しない事を確認した」とあるが、工事後対応を図ることが前提で、この表現は感心しない。⇒基本設計で審査を受けている。(工事計画認可、保安規定変更認可で見るので、完成しなくても、新指針に対しての審査が通る事になる。現在これが同時進行で行われている事への追求はない。)
・別なフロウ、違う組織の目で評価する機会を考えて欲しい。⇒社外の目での評価は検討課題とする。

●地震・津波による主要設備への軽微な被害の対応完了について
・「2号機タービン建屋外壁のひび割れ」について復旧した事が報告されたが質問なし。(61件中長時間かかった最後の問題であり、詳しい事が公表されていないので追及して欲しかった。構成員の力量限界か?)

(傍聴して感じた問題点)
1. 耐震補強の所など、構成員がいい質問をしても力量不足で、突っ込みが足りない。
2.構成委員と電力の情報量、認識度に差があり、溢水の問題で、水による障害を議論したい時に放射性水の問題を指摘され、さすがに電力も説明に苦慮している。
3.航空機墜落の件 説明が分かりにくい。
4.国任せの、審査願いの発言もあり、県の「検討会」の存在意義も問われる。
(2015.8.30. 記)  兵藤 則雄

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