脱原発社会をめざして 女川原発を廃炉に!

「第2回宮城県健康影響に関する有識者会議」傍聴の記(2011.1.24)

 宮城県が「有識者会議」を開催することにしたのは、「国の対応を待つばかりでは、県民の不安を払拭するには至らないということから、専門分野の先生方による有識者会議を立ち上げて、放射線による健康への影響や健康調査の必要性について、科学的知見に基づいて検討いただく」ためだといいます。

そのために召集された委員は、議長が久道茂・宮城県対がん協会会長、石井慶造・東北大学サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター長、辻一郎・東北大学大学院医学系研究科教授、藤盛啓成・東北大学病院乳腺内分泌外科准教授、山田章吾・杜の都産業保健会理事長の5人です。
第1回の会議は2011年10月25日に開かれましたが、「全面公開とした場合、各委員の科学的・医学的知見による公正かつ円滑な議論をどのように担保するかという課題が生じる」から、県民の関心度は非常に高いけれども非公開とするとされ、傍聴も許されませんでした。会議の記録も議事録は作成されず、会議要旨のみが公開されています。

この会議の結論は、「科学的・医学的な観点から言えることは、放射線の影響によるがんの早期発見のため検査をするという根拠は見受けられない。現状では健康への悪影響は考えられず、いわゆる健康調査の必要性はない」というものでした。重要な議論の中身が秘密にされ、何も心配する事は無いという結論だけを押しつけられても、「健康不安の解消」はとうてい望めませんし、放射線の影響は5年後、20年後、30年後に起こるがんだけではないので、「がんの早期発見」という観点だけからの議論では、子どもたちの命は守れないのです。
この様な結論を出しながら、「健康への不安を抱える住民がいることから」「県内の他の地域よりも放射線被ばく線量が少し高い、丸森町の筆甫地区と耕野地区の子どもを対象とした、甲状腺超音波検査やホールボディカウンターによる検査」を実施することになりました。「健康調査ではなく、安心・不安払拭のための検査」という位置づけです。目的が不純ですし、最初から結論ありきなのですからどうしようもありません。…

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