女川原発関連 161回「協議会」傍聴報告(8.30)

標記の協議会が石巻グランドホテルでありましたので傍聴してきました。

傍聴者は、5名

協議会委員35名中29名が参加。(石巻市長と女川町長はそれぞれ副市長、副町長が代理出席)

会長が不在になったということで、池田副知事を会長に互選。

議事は、次第の通り、今年度第一四半期の「放射能調査結果」「温排水調査結果」

昨年度一年間の「放射能調査結果」が宮城県から報告されました。

「異常な値は観測されなかった。」「検出された人工放射性核種は、福一事故か過去の核実験のもの」と

いういつもの報告内容でした。

委員からは、宮城県の報告者が「11年前の福一事故以前と比較するのはやめるべきだ」「I-131についても

半減期が短いなかで、福一事故と比較する表記は可笑しいので訂正すべきだ」という意見程度でした。

二つ目の議題「女川原発の状況について」では、

添付した資料が東北電力から説明されました。
女川原発環境保全監視協議会資料2022.8.30

先月の豪雨で原子炉建屋付属棟に雨水が流入した説明でした。

敷設用ピットに想定外の雨水がたまり、ポンプの排水容量を超え、

ケーブル電路にシール処置をしておらず、そこを通して付属棟に流入したということです。

硫化水素漏洩事故を同じです。土木グループと電気グループの連携がされていないと

人ごとのような言い方でした。

ポンプ容量は、6㎥/h×2=12㎥/hで、 ピットに溜まった雨水は、42㎥/hと説明していました。

電工ドラムが水没して、ポンプが停止になったと。文字通り、ヒューマンエラーです。

委員からは、警報が出ているのだから予想はつく、対策をどうしたのか、リスク管理がないと指摘。

巡視体制などを強化すると答弁していました。