「2025.12.13みやぎ脱原発・風の会 公開学習会Vol.21」の再整理パンフ
福島原発事故を“一から見直す”と…「保安規定」に従った非常用復水器ICの継続作動で、事故全体が防げた!?<東電と国の責任を改めて問う!>
昨年12月13日の「風の会・公開学習会」では、この間(約14年)の筆者の検証結果として、福島第一原発1号機で、地震後に自動起動した非常用復水器ICを津波前に継続運転していれば、津波襲来・全電源喪失しても、事故は(2・3号機への事故拡大も含め)十分に防げたことを、定量的にも明らかにしました。そして、運転員が「保安規定」に反してICを手動停止させた根本原因は、東電が事故前に実施しておくべき数々の保安教育を先送り(不実施)していたことにあり(東電の重過失責任)、また、保安検査でそれを見逃していた国にも責任があることを明らかにしました。
一方、この間の全国の被害者訴訟や東電刑事裁判では、東電の「想定外の津波が原因(無過失)」との主張に対抗するため、「津波の予見可能性(長期評価の信頼性)」や「結果回避可能性(防潮堤、水密化、B.5.b等の各種津波対策は十分か、時間的に間に合ったか)」が主に争われてきましたが、残念ながら2022.6.17最高裁判決で東電・国の責任は認められませんでした。
そこで、東電・国の責任について“新たな視点・争点”を提供できればと思い、原発の仕組み・運転操作問題に“不慣れ”な弁護士の方も理解し易いよう(失礼をお許し下さい)、学習会の内容を再整理した『パンフ』を作成いたしました(2026.4.26発行)。この『パンフ』は、「鳴り砂」読者にも、先日の学習会参加者にも、より一層分かり易くなっているものと思われます。是非ご覧下さるようお願いいたします。
<2026.4.28 仙台原子力問題研究グループ I>
