2026年8月6日に「第177回女川原子力発電所環境調査測定技術会」を傍聴してきました。今回も、資料は、宮城県のHPにアップされておりましたので、インターネットで、資料が見られるので、検討できます。
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/gentai/kaigi.html
気になった所だけを報告します。傍聴は、私+1+電力関係1名で、マスコミは0名でした。残念ですね。委員は24中17名の出席でした。学識経験者は、伊藤淳至さん、岩崎智彦さん、有働恵子さん、藤井豊展さんの7人中4人も欠席でした。おかげで、突っ込みの議論ががいまいちでした。出席者名簿には、出欠も掲載されました。 https://www.pref.miyagi.jp/documents/10414/02_177_meibo.pdf
○ 諸星久美子会長(宮城県復興・危機管理部長)さんが議長で、いつもの通り「放射能調査結果」と「温排水調査結果」が報告され、評価し了承され、8/27の「協議会」へ、報告する事になりました。
〇なお、今回の資料で、参考資料-5、参考資料-6で、基本のデータが間違っていたことが報告された。プログラムを誤っていたり、周辺地域と対象地域の取り扱いミスだった様でした。(初歩的ミスかな?)
●資料-3 女川原子力発電所の状況について
https://www.pref.miyagi.jp/documents/10414/08_siryo3.pdf
(下記の詳しい内容は、上記プレゼンテーションを参考にご覧ください。)
P7 (1)2号機における湿分分離ドレンタンク下流の排水桝からの湯気発生
・2026年5月15日,2号機タービン建屋,湿分分離ドレンタンク の排水桝から,放射能を含む微量の湯気の発生を確認した。5月16日に原子炉を停止,当該弁において,弁座と弁体の間に薄い金属片が挟まっていた。
P8 (2) 2号機の運転上の制限の逸脱(電源車)
2026年5月19日2号機で,代替電源設備電源車 の軽油タンクと燃料残量計を接続しているホースから,軽油が滴下。 原子炉施設保安規定で定める運転上の制限を満足していない状態にあると判断。 軽油が滴下した原因は,接続ホースの経年使用によるひび割れと推定。
P9~11 (3) 2号機の運転上の制限の逸脱および復帰(主蒸気管放射線モニタ)
・ 2026年5月24日2号機で、原子炉で発生した蒸気をタービンまで導く4本の配管(主蒸気管 )の 放射線量を測定する検出器4台のうち1台において,放射線レベルが高い警報が発生。 警報発生時に瞬時に上昇,急激に下降。1台の検出器が,正しい値を示していない状態にあり,運転上の制限を満足していない状態にあると判断。【事象1】
・ 事象発生後,点検を実施し,他の3台の検出器と比べても同等の放射線量を示していることから,当該検出器 が動作可能な状態であると判断し,5月25日に運転上の制限を満足する状態に復帰した。6月5日に予防保全として増幅器および伝送器(現場)の取替を実施。 その後,2026年6月14日より,当該検出器において指示値が急上昇し,すぐに通常の値に戻る事象が 繰り返し発生した。なお,本事象は事象1とは異なり,原子炉施設保安規定で定める運転上の制限を満足していた。【事象2】
・検出器からの増幅器と伝送器の新型と従来型のミスマッチなどもあり、原因は、いまいちはっきりしない模様である。さしあたりは、落ち着いているようだが?・・・。(p11参照)
P12 (4)女川原子力発電所2号機の工事計画変更届出(使用済燃料乾式貯蔵施設第1棟目の着工時期の変更)
・ 2026年7月27日,使用済燃料乾式貯蔵施設着工時期を2026年7月から同年9月に変更 する工事計画変更届出を,原子力規制委員会に提出。
●今回、核燃料の乾式貯蔵施設や、テロ対策施設の事が、もしかして、議論になるかなと期待していたのですが、まずは、学識経験者の委員が、7人のうち4人も欠席、県や電力を始め委員の発言が、もそもそと自信なさそうで、聞き取りにくい。(私の聴力が悪いのもありますが・・・。)原因がわからないのに、議論が進まない。まあまあで終わってしまう。大事な問題は、議論しない。少なくとも議事録は、早く出して欲しいですね。傍聴できなかった方のチェックも必要ですから。
今回 改めて感じたのは、東北電力も、宮城県職員も、能力が、劣化しているのではないか ということでした。
〇次回「技術会」は、11/4(水)午後 仙台市にて。
〇「協議会」は、8/27(木)午後 石巻市で開催。
2026.8.6. 兵藤則雄記
