≪追追信 その1:IC操作問題≫≪追追信 その2:女川2・耐圧強化ベント≫

仙台原子力問題研究グループに新しい投稿があります
≪追追信 その1:IC操作問題≫≪追追信 その2:女川2・耐圧強化ベント≫

≪追追信 その1:IC操作問題≫
※図表があるので、上記PDFをご覧下さい

≪追追信 その2:女川2・耐圧強化ベント≫
前号『鳴り砂』(気になる動き92追信)で言及した女川2の「耐圧強化ベント」に関してですが、2021.7.20規制委・技術情報検討会(東京電力福島第一原子力発電所事故に関する知見の規制への取り入れに関する作業チーム)資料48-3「ベント機能に関する知見について」を見たところ、BWRでは「炉心損傷後の格納容器ベントとしては、格納容器圧力逃がし装置(フィルタベント)を重大事故等対処設備に位置付けており、柏崎刈羽を除き耐圧強化ベント系は使用しない。柏崎刈羽では、炉心損傷後の水素排出としてウェットウェルを用いた耐圧強化ベント系も期待している。」<4頁>と記載されていました。すなわち、筆者が推定根拠として挙げた柏崎刈羽のみが“例外的に”耐圧強化ベントを炉心損傷後にも使用する一方、女川2などは「炉心損傷後には耐圧強化ベントを使用しない」とのことでした。
情報の錯綜・混乱、申し訳ありませんでした。
でも、そうであれば、(炉心損傷後の)フィルタベントの作動不能時、東北電力はどう対応するのでしょうか(お手上げ?)。
 <2021.8.7記 仙台原子力問題研究グループI>