女川原発関連 163回「協議会」傍聴記・・・トラブル多い東北電力には、しっかりして欲しいが不安残る・・・

       
2023年2月17日に「第163回女川原子力発電所環環境保全監視協議会」を傍聴してきました。
資料はこちら
資料-3 20230217_女川原発の状況 

簡単に気になった所だけを報告します。
傍聴は、私含め3名+電力関係1名で、マスコミは2名?
委員は35名中24名の出席でした。学識経験者は、尾定委員が欠席でした。
○新しく県議会議員の佐々木賢司さん、伏谷修一さんが参加された。

○宮城県副知事の池田孝之会長が議長で、いつもの通り「放射能測定結果」と「温排水調査結果」が報告され、確認した。
・当日の資料は、後日宮城県のHPへ掲載されるはず。(但し遅いです。)
協議会・技術会・監視検討会 会議資料・議事録 – 宮城県公式ウェブサイト (pref.miyagi.jp)
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/gentai/o-kyogikaigijyutukaikentokai.html

●参考資料-1 「1号機仮設放水口モニターの係数率変動及びその要因について」

20230217_測定技術会でのコメントを踏まえた補足参考資料

 ○P10-16 測定技術会でのコメントを踏まえた下記の補足参考資料が出された。
  ・係数率の時系列変動と排水作業時間との関係を分かりやすく示すこと。(→P11-13)
  ・係数率上昇後の係数率低下と天然放射性核種の減少との関係について整理すること。(P14-15)
  ・地下水に人工放射性核種が含まれていないことをGeスペクトルでも示すこと。(P16)
●資料-3 女川原子力発電所の状況について
 ・(P2,P4-7) 不正な手続きでの「臨時車両許可証」で入構し、「女川原発核物質防護事案(出入管理)」 《重要度(緑)、深刻度「SLⅣ」となった。
 ・(P2,P8-12)   女川原発における交通死亡事故・・・2023.1.10.工事のダンプ車両に、歩行中の従業員が巻きこまれ死亡した。
 ・(P2,P13)2023.1.14. 構内における、クレーン転倒によるクレーンとの接触で作業員負傷)・・・転倒防止のアウトリガーが50%と不十分だった。
 ・(P2) 女川2号機の「原子炉施設保安規定変更認可申請」が2023.2.15に認可された。(再稼働への準備進む。)

 ○委員からは「『車両許可証』の申請があれば、申請した相手を思いやる事大事。東北電力しっかりして欲しい。」 「浮足立っているのではないか、東北電力には、しっかりして欲しい」
須田女川町長からは、「保安規定が通ったのは良いが、いろいろ起こると大丈夫ですかとなるので、東北電力は、良い循環を作って欲しい。」(と言ったように聞こえた。)
次回の協議会は、2023.5.25.(木)午前 女川町で開催する。
                                (2023.2.18.記) 兵藤則雄