女川原発関連 173回「技術会」傍聴記 ・・・「使用済燃料乾式貯蔵容器」は、「安全」。 本当かな?・・・

                      
2025年8月6日に「第173回女川原子力発電所環境調査測定技術会」を傍聴してきました。今回も、資料は、宮城県のHPにアップされておりましたので、御覧ください。

会議等開催のお知らせ – 宮城県公式ウェブサイトhttps://www.pref.miyagi.jp/soshiki/gentai/kaigi.html

委員の方は、タブレットを中心に必要な方は、紙資料も見て対応しておりました。だいぶ慣れてきたようでした。 傍聴者は、紙資料です。インターネットで、資料が見られるので、会議に参加しなくても検討できます。 簡単に気になった所だけを報告します。傍聴は、私+1+電力関係1名で、マスコミはゼロでした。 委員は24中21名の出席でした。学識経験者は、全員出席でした。
○高橋義広会長(宮城県復興・危機管理部長)が議長で、いつもの通り「放射能調査結果」と「温排水調査結果」が報告され、評価し了承され、8/25の「協議会」(石巻市で開催)へ、報告する。

●参考資料-1 女川原子力発電所環境調査測定技術会における報告資料の構成の変更について 
●参考資料-1 女川原子力発電所環境調査測定技術会における報告資料の構成の変更について
・今まで、「技術会」と「協議会」の報告構成内容が違っていたため、作業が煩雑で、錯誤の要因となっていた。又、ダストモニターによる放射性物質濃度の評価も加わり(参考資料-2 別添1)、今後は、一つの資料に取りまとめるので、ヒューマンエラーの防止にもなるとの事。

●資料-1-1 女川原子力発電所環境放射能調査結果(案)資料-1-1 女川原子力発電所環境放射能調査結果(案) P11 、
参考資料-3 1号機放水口モニター係数率の上昇事象について
参考資料-3 1号機放水口モニター係数率の上昇事象について
・2025年6/9~6/24 1号機原子炉補機冷却海水系(RCWS)が停止し、放水路内の流れがない状態となった。その期間、1号機放水口モニター計測率が高い値となる。(参考資料-3 図1参照) 調査の結果 人工放射性核種は、検出されず、RCWS停止時は、放水路内の流れがなくなり(参考資料-3 P2参照)、放水立坑内上層部の淡水層が、下部の海水層に混ざり淡水層に含む天然放射性核種が係数率を上昇させた。(委員からは、流れがない時も監視できるように出来ないかと意見があった。)

●参考資料-5 女川原子力発電所環境放射能調査結果(四半期報及び年度報)の訂正について
●参考資料-5 女川原子力発電所環境放射能調査結果(四半期報及び年度報)の訂正について
・上記タイトルの通り マガキ、アラメのCs-137の推移が表示されなかった(P3~5赤印)、気象観測装置の更新が、未記載(P6~8赤アンダーライン)
(委員からは、出されたデータで、私たちは判断するので、データが、ないところで、判断したことで、自身の気が萎える。緊張感を持って、やって欲しい。対策防止策も具体策がないと厳しい意見があった。対策は、次回に出す様である。)

●資料-4 女川原子力発電所の状況について
●資料-4 女川原子力発電所の状況について
・P6 (1)2号機圧力抑制室内及び格納容器内の水素濃度検出器の指示値の異常
 2025年5/26,6/20に 2号機の圧力抑制室内及び格納容器内の水素濃度検出器のそれぞれ2台のうちの1台が、正しい値を示してなかった。次回定期事業者検査で、点検するとの事。
(次回の定期検査までに、水素放出事故があって、検出器も不具合を起こしたら、水素濃度検出 出きなくなるよね?大丈夫かな?)
・P9~12 (4)2号機使用済燃料乾式貯蔵施設の設置に係る事前了解の受領
     (4)使用済燃料乾式貯蔵施設の概要①、 ②、(参考)
 2025年 7/19 使用済燃料乾式貯蔵施設の設置について宮城県、女川町、石巻市より事前了解
(2024年 2/27 宮城県、女川町、石巻市に対し事前協議の申し入れ、 2024年2/28 原子力規制委員会へ原子炉設置変更許可申請し、 2025 5/28 原子力規制委委員会より許可)
 今後 詳細設計「設計及び工事計画認可申請書」原子力規制委員会へ提出。
 (委員から、これは、「使用済燃料乾式貯蔵施設」という新たな施設が出来るという事で、放射性物質の管理体制として今までのモニタリングポストの位置で、良いのかと疑問が出された。モニタリングポストは、6ヵ所ある。(資料1-2 P89参照) 東北電力からは、問題ないと回答があった。乾式貯蔵容器は、「閉じ込め」、「遮へい」、「臨界防止」、「除熱」で完璧が前提のようである。)
〇 今回も、放水口モニタでの測定に不備があったり、測定値のまとめに未記載があったり、水素濃度検出器にトラブルがあったりしているが、「使用済燃料乾式貯蔵容器」は、「安全」のようである。本当かな?
・次回「技術会」は、11/13(木)午後 仙台で開催予定。なお、「協議会」は、8/25(月) 石巻市で開催。
(2025.8/7.記) 兵藤則雄